最近の監視カメラは、ネットワークカメラとも呼ばれ、インターネットと繋がることで様々な用途で活用することができるようになりました。病院、クリニック、歯科医院でも監視をするだけでなく、様々な活用方法を実践している事例があります。
また、以前の防犯カメラと比べて価格面でも安価で導入することができます。最近の監視カメラの機能と、病院・クリニックでの活用事例をご紹介します。

進化する監視カメラの機能

①各種デバイスから映像確認
監視カメラの映像はスマホやタブレット、ノートパソコンなどで確認をすることができます。最近では、遠隔地から患者の様子を確認したり、診療することが可能になりました。

②遠隔からのカメラ操作
スマホなどのデバイスによって監視カメラを遠隔から操作することが可能です。例えば、首振りや警報を鳴らすこともできます。

③長期間の映像保存
最近の監視カメラは、長時間の映像を保存することが可能です。ひと昔前は、長時間の保存ができず、問題が起きても確認が出来ないこともありましたが、現在では、比較的安価な商品でも長時間の映像の保存が可能となっています。

④高い解像度
旧式の監視カメラは映像が荒く、拡大すると何をしているのかがわからないことがよくあります。しかし、監視カメラも進化しており、手元を拡大しても鮮明に見れる程の解像度になっています。

⑤スピーカー機能
意外と知られていませんが、監視カメラの中にはスピーカーが搭載されている機器もあります。不審者を発見した際に、遠方からスピーカーで威嚇したり、病院・クリニックにいるスタッフに注意喚起をすることができます。

⑥暗視機能
赤外線カメラやナイトビジョンカメラのように夜間の監視に適した機能付き監視カメラも、比較的安価で購入することが可能となっています。

病院・クリニックでの監視カメラ活用事例

①夜間の侵入やイラズラ防止
監視カメラを設置することで、夜間の院内侵入や落書きをはじめとしたイタズラを抑止することができます。また、犯罪が発生した際にもカメラの映像が証拠となり、解決しやすくなります。

②受付トラブル防止
病院・クリニックの受付では患者とスタッフ間のトラブルが定期的に発生します。カメラがあることで理不尽な要望を抑止することができます。また、トラブル発生時も映像が解決に役立ちます。

③カルテや薬品の管理
カルテや薬品が保管されているスペースに誰でも入室でき、誰が出入りしたかも把握できない場合は、スペースの出入り口に監視カメラを設置することで抑止やトラブル解決に役立ちます。

④事務所からの待合室の状況確認
レイアウト上、事務所にいながら待合室の状況を把握することが困難な場合は監視カメラを設置することで、事務所にいながら待合室の状況を把握できます。サービス品質向上や業務効率化に繋がります。

⑤治療に関するトラブル防止
正しい治療が行われたか、患者とトラブルになることがあります。監視カメラを設置することでスタッフが安心して働くことができるようになります。